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観察会2023レポート)秋の木の実の観察会

当会では年間を通して四季折々の自然を楽しむイベントをやっていますが、この秋の観察会はその中で一番美しい季節を感じることが出来ます。

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今年は猛暑が長引き、11月は秋を通り越していきなり冬がやってきたのかと思うほど急に気温が下がりました。
観察会の前日も大変寒くなり、JR湖西線が運休してしまうほどの強風が吹き荒れ、明日は大丈夫だろうかと心配しましたが、当日は素晴らしい秋晴れで気温も上がり、多くの参加者の方に皇子が丘公園の美しい紅葉を堪能頂ける秋の観察会になりました。

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秋になると植物もイキモノたちも長い冬支度に入ります。
樹木は葉を落とし(落とさないのもありますが)美味しそうな実を付けます。
その実をたらふく食べ、皮下脂肪を蓄えて餌が無くなる冬に備えるモノもいれば、少し賢く集めた実を樹木や土に穴を掘って蓄える(貯食と云います)モノもいます。

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空を飛べるモノは食べた実の種を遠く離れた地へと運んでゆきます。
そこに落とされたタネは大地に根を降ろし、やがて新たな森が創られます。
こうした植物とイキモノの関係は長い地球の歴史の中から生まれてきた複雑な生態系の仕組みの一コマと云えます。

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もちろん植物自身も工夫を凝らした種を作り、竹とんぼのように風に乗せて種を飛ばします。
ヒマラヤスギの下へ行くと松ぼっくりの先端が落ちて美しいシダーローズ(Cedar Rose)が手に入ります。

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季節柄、クリスマスリースの飾りに使ったりするのですが、朝早くいかないともっと早起きの方に拾われてしまうので、皆さん競って拾ってゆきます。
これももしかしたらヒマラヤスギの生き残り戦略なのではないか?、上手にニンゲンを操って種子散布をさせているのではないかと思ってしまいます。

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自然とは摩訶不思議の連続、美しい紅葉を堪能した後は、足元に落ちている一枚の葉っぱ、一粒のドングリを手に取って眺めてみましょう。

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そこにも小さな不思議がいっぱいあります。
冬を越え、暖かい日差しが戻る季節に再び花を咲かせようとする植物のドラマが見えてきます。

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さて、ご参加の皆様、今回の観察会はお楽しみ頂けましたでしょうか、次は12月17日(日)の水鳥の観察会でお会いしましょう!

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おおつ自然観察の会

Author:おおつ自然観察の会
当会は身近な自然を皆さんと一緒に楽しんでいる市民グループです。
長年に渡り、大津市内で観察会を続けております。

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