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2015年度 「春の植物の観察会」

晴天に恵まれた5月10日、今年度最初の観察会は大津市役所を出発、東海自然歩道を抜け、三井寺までの間で季節の植物を見て歩きました。



この季節、面白いのはギンリョウソウとウラシマソウ。
なかなかこの2種類を一度に見られるタイミングが難しいのですが、今回はタイミングが良かった!、なにやら怪しげで奇妙な植物の生態をこってりと観察していただきました。



そして最後はどこにでもあるような空地に到着。
ん?、こんなところに何があるの?と参加者の方の訝しげな表情、、、。
ええ、なにもありませんよ、皆さんが雑草と呼んでいる草以外は、、、。
でもちょっとその草を見てください、ええ、アナタが踏んづけているやつです、実はこんな性質があるんです、凄いでしょ?

「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。 人間の一方的な考え方でこれを雑草と決めつけてしまうのはいけない。」

昭和天皇の有名なお言葉です。
普段、気にも留めない草花にも驚くような秘密が隠されています、その秘密こそ生き残る力であり、それが遺伝子の姿です。
そしてその遺伝子を絶やさないで残してゆくことが生物多様性の目的のひとつでもあります。
そんな身近な自然に隠された秘密を当会でいっしょに探してみませんか?

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プロフィール

おおつ自然観察の会

Author:おおつ自然観察の会
当会は身近な自然を皆さんと一緒に楽しんでいる市民グループです。
長年に渡り、大津市内で観察会を続けております。

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