今年のおおつ自然観察会の研修会は、草津市の烏丸半島にあるハスの群生地へ行ってきました。
今回の目的はもちろん、ただ、ハスの花を見に行くというものではありません。
ハスの花が開くときに音がするという話を聞いたことがありませんか?
ポンという音がするという人がいれば、いやそんなものは聞えないという人もいます。
どうなんだろう?、じゃあ、実際に行ってみましょう!
午前5時前、辺りはようやく明るくなってきてハスの花が開き始めます。
琵琶湖博物館のある烏丸半島の東側にある広大なハスの群生地には、毎年夏になると沢山の方が見に来られます。
夜明けとともにサギが餌を求めてやってきます。
じっと耳を傾けてみましょう、、、あちこちでウシガエルの鳴き声、魚の跳ねる音、水の底から湧き上がったメタンガスの気胞がはじける音、一見静かに見える群生地からは色んな音が聞こえてきます。
でも開花するハスが発する音らしいものは聞こえません。
やっぱり聞こえないのかな?
2000年前の古代ハスの実を発見したことで有名な植物学者の大賀博士もハスが咲くときの音については否定されています。
でも私たちは思うのです、「著名な学者が否定するから、本にそう書いてあるから音はしないと決めつけてしまっていいんだろうか?」と。
そう書いてあっても自分で確かめに行く、そこに新しい発見があるんじゃないか、私たちはそんなふうに考えています。