記事一覧

2017年 「春の植物観察会」レポート



今回は大津市役所の裏から東海自然歩道を歩きました。
毎年、この時期の観察会では「ウラシマソウ」か「ギンリョウソウ」のどちらかを選んでお話をさせて頂いていますが、今年はうまい具合に両方ともご紹介させて頂くことが出来ました。



いつも同じ説明をしていてはつまらないので、今回はちょっと面白いツールを持ってきました。
USBでスマホに繋いで見ることの出来る内視鏡です。
これで苞の中を覗いてみると、、、



虫が捕えられているのが見えますね。
観察会でその植物を紹介する為に傷つけたり、また必要以上に採取するようなホストがいるようですが、自然観察は自然保護教育の一環であることを考えれば、そのような行為は慎むべきです。



色んなツールが安価で手に入るご時世、なんでもやってみましょう。
このギンリョウソウの花も下からカメラでみるとこの通り、綺麗でしょ(笑)



どちらも普段目にする植物とは違った生活史を持つ植物ですが、実はどんな植物も生き残りを掛けて色んな工夫をしています。
そうした工夫を知ることでもっと自然は面白くなります。

今回の思わぬゲストはイシガメ。
近くの三井寺の千団子祭で背中に経を書いて池に戻されるカメがいますが、その一匹かもしれません。
外来種のミシシッピアカミミガメに生育域を奪われ、青息吐息の在来種です。
時間がなくて解説は割愛、ザンネンムネン、、、。



次回の観察会は、8月13日(日)です。

コメント

No title

トウモロコシの食べかすがアライグマかも知れない件ありがとうございます。アライグマの目撃情報は聞いたことがないですが周囲に注意喚起します。
ギンリョウソウがイチヤクソウの仲間ということは意外と知られていないですよね。登山中イチヤクソウの近くにはギンリョウソウがあることが多いです。

No title

ご訪問、コメントありがとうございます。
長いこと気づかないでごめんなさい。
新エングラー体系ですね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

おおつ自然観察の会

Author:おおつ自然観察の会
当会は身近な自然を皆さんと一緒に楽しんでいる市民グループです。
長年に渡り、大津市内で観察会を続けております。

シンプルアーカイブ