観察会2020レポート)水生昆虫観察会 ~水の中の生き物たち~
- 2020/08/20
- 00:42
8月9日、今年最初の観察会は、市内の坂本を流れる大宮川での水生昆虫観察会でした。
例年は春の訪れと共に始まる当会の観察会ですが、今年はコロナ禍の影響を考慮してこの時期から開始となりました。
(全員しっかりと検温しております)
観察会を主催する側として配慮すべきことは何だろう?と事前にみんなで相談した上での開催でしたが、2時間近く屋外で過ごす為、ウイルス対策だけでなく、むしろ熱中症対策のほうに気をつけました。
新聞社とケーブルTVが取材に来てくれましたが、残念ながら例年に比べると参加者が少なかったものの、こうしてスタートを切れたことは大変ありがたいことです。
年々、良くも悪くも川には変化があります。
こうして年に一度だけではありますが、川の生き物を調べ、水温を計り、川の様子を記録してゆくことは大切なことです。
そして、今年は琵琶湖の魚類のスペシャリストである琵琶湖博物館の金尾学芸員さんが来てくれました。 またとないチャンスなので捕まえた魚の解説をお願いしました。
個々の魚の同定だけでなく、その魚を巡っての川と琵琶湖との関係、また川に流れ込む田畑との関係、そして琵琶湖を取り巻く大きな滋賀県という地域の環境についてまで意識を広げてお話しされる内容に参加者一同、本当に感心させられました。
それは金尾さんが魚類にとどまらない幅広い知見をお持ちだからこそできることなのですが、我々の会もひとつの植物、ひとつの昆虫から、それを取り巻く大きな環境の姿を皆さんに感じて頂き、イマジネーションを膨らませて頂けるような観察会をやってゆきたいものです。
ご参加の皆様、そして金尾さん、ありがとうございました。
(追記)
読売新聞に掲載されました。