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春の植物観察会2013

5月6日、絶好の好天に恵まれた連休の最終日、今年も春の観察会を行いました。
 

 
今回は大津市役所から、ぐるりと裏山の東海自然歩道を廻って、周辺の植物を中心に観察しました。
 

 
ちいさな青紫の花をつけたキランソウ。
地面に張り付いている様子から、“地獄の蓋”などと呼ばれているのはちょっと気の毒?
 

 
この時期、定番のギンリョウソウ。
一見、キノコのように見えますが、れっきとした種子植物です。
薄日の射す森の中にひっそりと咲くミステリアスな妖精といったところでしょうか。
 

 
こちらは生育環境によって毎年、オスになったり、メスになったりと性転換をする不思議なウラシマソウ。
 

 
虫を誘導する為の長い釣りざお(肉穂花序といいます)を伸ばしているのがそのユニークな和名の起源のようです。
 
こうした観察会では、なかなか動物はみられませんが、よく探せばその痕跡は見つかります。
これは、イノシシの食痕(モノを食べた痕跡)。
 

 
そして、こちらは雨に洗われた何者かの糞の後(前の週に原型の糞を確認済)。
恐らく、イタチかテンのものと思われますが、鳥を食べたらしく、一緒に食べた羽と周りに小さな骨があるのがわかりますか?
 

 
遠くへ行く必要はありません、身近な場所にも自然は沢山あります。
今後もそこに生きる色々なイキモノを皆さんにご紹介してゆきたいと思います。
 

 
沢山のご参加ありがとうございました。

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おおつ自然観察の会

Author:おおつ自然観察の会
当会は身近な自然を皆さんと一緒に楽しんでいる市民グループです。
長年に渡り、大津市内で観察会を続けております。

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